駿河屋は、室町時代中期の1461年に初代 岡本善右衛門が「鶴屋」の屋号で饅頭処を開いたのが始まりです。 煉羊羹を日本で初めて作ったのが駿河屋で、以来、 「羊羹といえば駿河屋」と言われるようになりました。 駿河屋に伝わる文献をひも解きますと、豊臣秀吉の大茶会に駿河屋の煉羊羹が引き出物として配られ諸大名から賞賛を受けたと残されています。
1837年(天保8年)に、駿河屋十二代目 善右衛門の三男・岡本善三郎が分家して「大阪の駿河屋」を開業。 さらに、ここから暖簾分けしたのが堺駿河屋で、歌人の与謝野晶子の生家であり、晶子20歳の頃は店番をしながら和歌の投稿を続けていたといわれています。
そして今、555年以上の歴史を汲む「大阪本家駿河屋」は 伝統を守りつつお客様に喜んでいただける菓子づくりに日々精進しております。